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同期に嫉妬してしまう自分がイヤ…そんなときに見直したい考え方

「なんであの人ばかり評価されるんだろう」
「同期なのに、あの人はもうリーダーか…」

そんなふうに、ふとした瞬間に同期に対してモヤモヤした気持ちが湧いてくること、ありませんか?

自分なりに一生懸命やっているのに、うまく評価されなかったり、結果に結びつかないと、周りの活躍がまぶしく見えてしまうもの。

特に同期は、「同じスタートラインに立った存在」だからこそ、なおさら比較しやすく、嫉妬の対象になりやすいんですよね。

私自身も、会社員時代に似た経験があります。同期のAくんが入社3年目で課長代理に昇進したとき、心から祝福する一方で、胸の奥がザワつくのを感じました。
「自分だって頑張っているのに…」と、夜ふと鏡を見るたびに自己嫌悪になることも。

でも、その感情に向き合ったことで、見えてきたものがありました。

この記事では、「嫉妬する自分」を否定せずに受け入れながら、心をラクにする考え方と、前向きな行動につなげるヒントをお伝えします。


なぜ同期に嫉妬してしまうのか?

■ 比べやすい存在だからこそ

同期というのは、スポーツで言えば“同じタイミングでレースを走り出した仲間”。
だからこそ、「あの人はもうゴール間近、自分はまだ半分くらい…」とつい比べてしまいます。

私は昔、ランニング大会に参加したとき、ペース配分を間違えて息切れしてしまったことがあります。
そのとき、同じスタートだった友人が軽やかにゴールするのを見て「自分はダメだな」と思いました。でも、あとで聞くと彼は1年以上トレーニングしていたそうです。

仕事でも同じで、結果の裏にはその人なりの「見えない努力」があります。表面だけを見て比べるのは、ゴールタイムだけで努力のすべてを測ろうとするようなものなんですね。


嫉妬してしまう自分を責めないために

■ 嫉妬は「本音のサイン」

「羨ましい」と感じる気持ちは、あなたが本気で「自分もそうなりたい」と願っている証拠。
嫉妬は決して悪者ではなく、あなたの“憧れ”や“理想像”を教えてくれるサインでもあります。

たとえば、私が嫉妬していたAくんに対して、「なぜ嫉妬してるんだろう?」と自問してみたら、彼の“信頼されている姿”に強く憧れていたことに気づきました。
ただ出世したからではなく、「ああいう信頼される人になりたい」と、自分の“なりたい姿”がそこにあったんです。

■ 他人のストーリーの全体は見えない

SNSや職場で見かける人の“成果”や“評価”は、その人のストーリーのほんの一部にすぎません。
苦しんだ日々、失敗の積み重ね、悩んだ夜…それらは、外からは見えません。

たとえば、ある後輩がプレゼンで大成功をおさめたとき、「すごいなあ、才能あるなあ」と感じたのですが、実は前の週に3回も資料をボツにされていたことを後から知りました。

比較するなら、「成果」ではなく「プロセス」を見る。そう意識するだけで、見方がずいぶん変わります。

■ 自分の“軸”に立ち戻る

人はそれぞれ違う道を歩いているのに、まるで同じコースを走っているように感じてしまうのが、比較の罠。

・自分は何を大切にしたいのか?
・どんな働き方が、自分にとって心地よいのか?

私自身、ある時から「昇進すること=幸せ」とは限らないと気づき、もっと“自由度のある働き方”に価値を見出すようになりました。

自分の価値観を明確にすることで、「他人の道」をうらやむ気持ちは少しずつ薄れていきます。


嫉妬を「行動エネルギー」に変えるには

嫉妬は、押し込めるべき感情ではなく、使い方次第で“原動力”に変えられます。

■ 目標を言語化する

漠然とした焦りや不安は、具体的な目標がないときに大きくなります。

たとえば「自分はどんなポジションにつきたいのか?」「どんな影響力を持ちたいのか?」を紙に書き出してみると、視界がクリアになります。

私も、嫉妬の気持ちを感じたとき、「自分が本当に欲しいのは何だろう?」とノートに書き出すことで、他人の評価ではなく“自分にとっての成功”を意識できるようになりました。

■ 小さな成功体験を積み重ねる

いきなり誰かのように大きな成果を出すのは難しい。でも、小さなステップは誰にでも踏み出せます。

「昨日より5分早く出社した」
「今日は自分から1件アクションを起こした」

そんな一歩の積み重ねが、自信を育ててくれます。

ある上司が言っていたのですが、

「人の差は“才能”ではなく、どれだけ“自分との小さな約束”を守り続けたかだよ」
という言葉が、今も私の心に残っています。


目次

まとめ:嫉妬は、「成長したい」という願いの裏返し

同期への嫉妬は、あなたが“もっと良くなりたい”“認められたい”という前向きなエネルギーの証。

その感情を否定するのではなく、
・自分は何を求めているのか
・どんな働き方がしたいのか
・どんな人になりたいのか

そんな問いを自分に投げかけるチャンスにしましょう。

誰かと比べるために働くのではなく、“自分らしい人生”を築いていくために。

嫉妬は、あなたの中に眠る「理想の自分」が目を覚まそうとしているサインです。
その声に、ぜひ耳を傾けてみてください。

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