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「嫌われたくない」が苦しさの原因?社会人1年目の心の守り方

「あの発言、変に思われなかったかな…」
「先輩にちゃんと気を使えてたかな…」

社会人1年目だった頃の私は、帰り道にいつもこんな反省会をひとりで開いていました。
仕事の疲れよりも、人との距離感に神経を使いすぎてクタクタになる日々。

あなたも、そんなふうに“嫌われないように振る舞うこと”に心をすり減らしていませんか?

この記事では、「嫌われたくない」という気持ちとどう向き合えばいいのか、そして“自分の心を守るために今すぐできること”を、実体験も交えてご紹介します。


目次

なぜ「嫌われたくない」と思ってしまうのか?

1. 初めての“評価社会”に放り込まれたから

学生時代までは「いい子」「がんばってる子」として、なんとなく評価されてきたかもしれません。
でも社会に出た瞬間、それが一気に「結果で判断される世界」に変わります。

たとえば、私が初めて任された仕事は資料作成でした。
「わかりやすくまとめたつもり」が、「これは何を伝えたいの?」と突き返され、プライドは粉々。

そこからは、常に「怒られないように」「嫌われないように」顔色をうかがうようになりました。

人間関係だけでなく、“評価”がつねに張り付いている世界に、無意識にビクビクしてしまうのも無理はありません。

2. 「居場所」がまだない不安感

入社して間もない頃は、まだどのチームにも馴染めておらず、話しかける相手も限られます。

まるで転校したての小学生のように、「どのグループに入れば浮かないか」「どう振る舞えば安全か」と、心の中で常にシミュレーション。

安心できる居場所がないうちは、「嫌われたら孤立する」という恐怖がつきまといます。


「嫌われたくない」を手放す3つの視点

1. 「全員に好かれる」は、まるで“全員にウケる漫才”を目指すようなもの

たとえば漫才で、子どもからお年寄りまで全員にウケるネタって、かなり難しいですよね?
それと同じで、人間関係も「全方位にいい顔」なんて無理なんです。

私自身、同期にどうしても苦手な人がいて、「いい子ぶっても合わないものは合わない」と思ったとき、ふっと気がラクになりました。

「自分と合う人が数人いれば、それで十分」と思えると、人付き合いに必要以上にエネルギーを使わなくなります。

2. 「無理しなくてもいい関係」こそ、心の居場所になる

本音を言っても気まずくならない。
無言でも一緒にいられる。

そんな相手が1人でもいれば、かなり救われます。

私の場合は、別部署の先輩が「疲れてるなら今日は黙ってランチ食べよ」って言ってくれたことで、ずいぶん救われました。

“自然体でいられる人”との関係を育てることで、自分の心のスペースが広がっていきます。

3. 嫌われた経験が「人との距離感」を教えてくれる

あるとき、勇気を出して上司に「今の進め方だと回らないかもしれません」と意見したら、露骨に不機嫌になられたことがあります。

そのときは落ち込みましたが、後から別の先輩が「よく言ったね、あれ大事だったよ」と声をかけてくれたんです。

嫌われることがあっても、それは「自分を貫いた結果」。
長期的に見れば、自分らしくいられる環境をつくるきっかけにもなります。


新社会人が“自分を守る”ためにできること

1. 「全力で合わせる」は、1ヶ月でガス欠になる

最初のうちは張り切って、飲み会も行事もフル参加していた私。
でも1ヶ月後には、毎週末寝込むようになってしまいました。

大事なのは、「長く走れるペースで働く」こと。

昼休みに1人でコンビニに行く日があってもいいし、仕事後は静かに帰る日があってもいい。
“自分のペース”を守ることは、わがままではなく「自己防衛」です。

2. “誰にも会わない時間”を予定に入れる

私が意識していたのは、「人と話さない日」を週に1日つくること。

読書をしたり、サウナに入ったり、自分の世界に没頭する時間があると、気持ちが整います。

人と関わるにはエネルギーが必要。
だからこそ、“充電時間”をちゃんと確保しましょう。

3. 「頼ること=負け」ではない

あるとき、「もう無理です」って同期に泣きながらLINEしたら、彼が「俺も同じ感じ。1人じゃないぞ」と返してくれて、救われたことがあります。

頼れる人に弱音を吐くのは、逃げではなく「対処」です。

社会人だからこそ、「助けを求める勇気」が大切なんです。


まとめ:「自分の心を守ること」は、最強のビジネススキル

社会人1年目は、たくさんの“初めて”と戦う時期。

「嫌われたくない」と思うのは、真面目でがんばり屋な証拠です。
でも、その気持ちに振り回されて自分をすり減らしてしまっては、本末転倒。

無理に誰かに合わせるより、「自分の心がラクでいられる選択」を重ねていくこと。
それが、結果的にあなたにとって最高の人間関係と仕事環境をつくってくれます。

あなたはあなたのままで、ちゃんと価値があります。

焦らず、少しずつ“心の守り方”を見つけていきましょう。

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